4回目のクリスマス。卒業発表。

 

推しはじめてから、4回目のクリスマスを迎えた。

3年ちょっとまえ、はじめて風男塾をみてその場で握手券を買って沼に落ちて、はやいものに丸3年が経った。

 

対バンイベントでたまたま見て、そのまま2週間経たないうちにクリスマス当日に行われたツアー(しかも関東じゃない)に行った。初接触ははじめてみた対バンイベントの全握だったけど、ちゃんと話したのはこの日が初めてだった。

 

それから3年ちょっと、いまでも好きになってから変わらない熱量で応援できているのは、顔がよく見えない距離で見たにも関わらず、パフォーマンスで好きになったからかもしれない。

 

先日、クリスマスの東名阪ツアーが行われた。この人のパフォーマンスが好きだな、歌って踊って笑っている姿がすきだな、と改めて思えた。

ありがたいことに、12/24に行われた東京でのライブは1桁番のチケットだったので、収録もないこともありカメラもなく、誰にも邪魔されずしっかりと目に焼き付けられた。

 

この曲のこの部分のこの動き好きだなとか、前のライブではこうだったけど今回はこうだなとか、はたまたメンバーは変わったけど前と同じだなとか。

そういうのもたくさんわかるようになってきて、3年推してたことの積み重ねなように感じる。

 

4回目のクリスマスを迎えられることがとても嬉しくて、こうやって迎えられるとは3年前思ってなかった。

思ってたよりはるかに長い時間を楽しい時間を過ごせていて、推しじゃないメンバーのほうがはやくに卒業するなんて思ってもいなかった。まさか好きになったときの6人の風男塾は、今じゃ推し1人しか残っていないなんてね。

そんなことを思ってたからブログを書こうと思ってたが、少し意味合いが変わってしまった。

 

 

2019/12/27。

ついに推しの卒業発表があった。 

 

 

 

「この人推す」とおもったとき、すでに推しは26歳。

女性アイドル(男装だけど)としては、かなり年齢は高いほうだろう。

しかし「男装」ということで卒業したメンバーも長くやってくれていた。

それでもいつ”その時”がくるかはわからない。だから、後悔しないように推したいってずっと思い続けてきた。

 

夏焼雅ちゃんの所属していた(あえて過去形とする)Berryz工房の活動停止からはや5年経ちそうだけど、それまでのヲタク人生に後悔はないし、いわゆる「ベリロス」というものも味わっていない。それだけ楽しかった思い出のほうがたくさんある。活動停止の翌日には未開封だったライブDVDを家でみてたくらい、ロスを味わっていない。

だから基本的に後悔することもないように推しているんだけど、推し始めた期間が短いと思っていたからこそ、それ以上にいつも後悔しないようにって思っていた。

 

わたしが知っている期間より、知らない期間のほうが長い。これは卒業発表して、いつ頃卒業か判明した今もそれは変わらない。残念だけど。

だけど、いままで丸3年間推してきた時間はとっても濃い時間なのは間違いないと、胸を張って言える。それだけは絶対で。

推している時間と、会う回数と、話す回数が積み重なって、今の関係があると思うし、ついこないだのクリスマスイブのライブ後の特典会(個別握手)で「やっと3年なんだよ」「濃かったなあ」って話したくらい、お互いにとって濃い時間を過ごせていたのかなって思う。

(アイドルだから話合わせてくれてるよそれ、とかそういうのはいったん抜きで)

 

卒業発表はいつか来るものだと思って推してきたから後悔はないけど、その日が来てしまったことはやっぱりさみしい。

でも、「今年の夏が最後だったんだな」とかって思わせないように、卒業発表から卒業までを1年という期間を設けてくれた。発表がきたときに「あー今年の夏と秋と冬で終わりか」って思ったから、

 

卒業発表のあと『あのイベントもライブも』最後だったのかって

ファンのみなさんもそうだし自分的にも寂しい気持ちになりたくなかったので

あと1年間続けて来年の12月に卒業します。

 

と自らの口で言ってくれたことがなによりうれしかった。どこまでも他人のために尽くす人だなと。

次の春も、夏も、秋も、冬もまた一緒に過ごせる。それが最後になるけれど、最後だと思って過ごせるのだから。こんな幸せなことないと思う。

 

もちろん卒業が延びれば延びるだけうれしい。それはヲタクとしてもちろん思っていること。だけど、愛刃健水として30歳の長谷川愛の人生までもほとんどを費やしてくれて、人生の大事な時期に男装してくれて、ステージに立ち続けてくれること自体がうれしい。

「できるだけ長くいられたらいいな」そう思ってきたから、丸3年も過ごせると思わなかったし、それが卒業時期が発表されたことで丸4年推せるのかなっていう希望があって、思っていた以上に長いこと見ていられるのことが想定外だった。

 

「アイドル辞めないで」とは言えないし、言うつもりはない。そこまでして人の人生に口出ししたいとは思わない。

でもその分アイドルとしてステージに立ってくれている、残りの時間は本人にとっても今まで以上に大切な時間になると思うし、私みたいなヲタクにとってもそうなると思う。

そして今後アイドルを卒業して、男装をすることもなくなった今後の人生の中で、アイドルをやってて良かったと思ってもらいたいし、そのアイドルを応援できて良かったと思えるヲタクになりたい。

 

ヲタクをやってアイドルとどういう関係になりたいの?なんて、たまに一般人の友達に聞かれることもあるけど、それは一生アイドルとヲタクのままだと思うし、いつか数年後数十年後ステージにもし立つことがなくなった時にでも「あんなファンいたなー」って思い出した時に、少しでもその中に含まれてたらいいなとおもう。もちろんいい意味で思い出してもらえるように。

 

 

あと1年、この1年間が私個人として(いまのところ)好きになったときから卒業を見届けるまで同じ熱量で応援できるのも最後かもしれない。これ以上また推しができるかなんてわからないし、未来のことに絶対どうこういうつもりはないけど、1年という猶予をもらったからには、どの季節も楽しく過ごしたい。

 

今まで無理してないわけではないし、いつも出来る限りのことはしていたから、この先無理をするというのはなく、たぶんそこまで変わらないけれど、卒業したときに「楽しかった」「この人を応援できて幸せだった」と心の底から思えるようにこれからも過ごしたい。

 

最後の日がちゃんと決まるのもまだ先だろうけど、これからの1年を大事に大事に。

 

そして5回目のクリスマスも愛刃健水くんと一緒に過ごせますように。